SOLD OUT
オランダ デルフト 17/18世紀
径8.1cm 高さ4.5cm
径5cm前後のものが多い中、比較的大きなサイズの薬壺です。高台部分を除き全体に錫釉が施され、やわらかい白色に発色し、横にやわらかい三筋を入れた器形になっています。口辺の釉剥げ、胴部一か所釉薬の損失している箇所があるものの、発掘品の割に状態は良いものだと思います。内側は薄いクリーム色の変色が見られます。
多くの皆さんがご存じかと思いますが、17世紀から18世紀初頭にかけオランダのデルフトで焼かれた軟膏薬を入れるために作られた容器です。薬局で軟膏類は大きな壺から小さな容器に小分けにされ販売されていたようです。